「スーパーライザー」について



 1.空前のヒット商品
 2.痛みが一時的に楽になる可能性
 3.スーパーライザーの新型「スーパーライザーPX」

1.空前のヒット商品

これはレーザーを使った光線治療器で、医療用機器としては空前のヒット商品になり、合計で2万台売れ、400億円の売り上げがあったそうです。
これを開発したのは、大脳指向型(BOOT)咬合療法を編み出した医師です。(「ホームページの監修について」をご参照ください)
スーパーライザーは、これまで、数多くのペインクリニックや整形外科などに導入され、総合病院の9割が同機器を使用しているそうです。線維筋痛症は、全身の疼痛を伴う疾患なので、これまでにどこかの医療機関でスーパーライザーを使ったことのある方も多いかもしれません。
中国や台湾でもコピー商品が作られ、いずれも大ヒットしたそうですから、各国でそれなりの効果が認められたということでしょう。

2.痛みが一時的に楽になる可能性

大脳指向型(BOOT)咬合療法は、原発病巣の治療を目的とした根本治療に類するものだと思います。それと比較してスーパーライザーは対処療法ではありますが、それでも一時的に身体の痛みを楽にする効果が望めると思います。首、肩、背中、腰など、身体の痛い部分に使えます。
また、眼鏡にアルミホイルなどをかぶせるなどして、レーザー光を遮るもので目を守れば、顔に当てることもできます。したがって、外側翼突筋に使うことも出来ます。

医師の話では、大脳指向型(BOOT)咬合療法で身体が回復してくれば、重症時に当てるより効果が出やすいということです。
これは、「治療の組み合わせ」で書いたように、スーパーライザーは、トリガーポイントへのマッサージやブロック注射、あるいは針治療と同じように、末梢の筋肉にじかに作用するために、中脳への治療と組み合わせることで、より効果が出るということだと思います。
ただし、全国でも、外側翼突筋に注目している医療機関は、まだゼロに等しい状況で、この部分にレーザーを当ててくださいと言っても、なかなか理解してもらえないかもしれません。
それでも身体の痛い箇所に当てることで、一時的には楽になる可能性はあります。


また、この治療のよいところは、国民健康保険が適用になることだと思います。
使い方が簡単であり、レーザー光を目に当てないように注意する以外は、ほとんど危険が伴いませんし、副作用もほとんど考えなくて良いこと、それと上記のように、健康保険が使えることがメリットだと思います。
1回あたりの患者の負担は、380円くらいです。

「線維筋痛症がわかる本」(「世界の論文をまとめた教科書」に紹介があります)の189頁にも記事が載っていますので、ご参照ください。




「スーパーライザー」の説明(販売会社HPより)

「スーパーライザー」は、光の中で最も深達性の高い波長帯の近赤外線(0.6μm〜1.6μm)を高出力でスポット状に照射することを可能にした初めての光線治療器です。その効果は、ペインクリニックをはじめ各科で認められ、いま医療現場で大きな注目を集めています。
このたび、この先進の治療器「スーパーライザー」が一層の進化を遂げて新登場。物理療養法で初のWindoes CE搭載、最高2200mWの高出力、2人同時に治療が可能な2チャンネル式な ど、性能は飛躍的に向上。操作性・治療効果・安全性など医療現場におけるさまざまなニーズに高いレベルで応えた、画期的な新製品です。


3.スーパーライザーの新型「スーパーライザーPX」

2009年6月に、スーパーライザーの新型「スーパーライザーPX」が発売されました。従来のタイプよりも刺激が少なく、効果は大きいようです。
私も試作器を使用してみましたが、ゆっくりと温泉に浸かったような効果がありました。
ほかの患者さんも、効果を感じたという方もおられるようです。



トップページ
サイトマップ
管理人紹介
リンク集
メール