自分でできる診断法


 1.自分で簡単にできる診断方法
 2.外側翼突筋のある場所

1.自分で簡単にできる診断方法

いろんな病院で治療してもなかなかよくならない原因不明の痛みが、(外側翼突筋を原発病巣とする)中枢感作が原因なのか、自分で簡単にできる診断方法があります。

管理人が劇的に回復した治療法は、口腔内にある外側翼突筋を原発病巣とする中枢感作によって、痛みが起こるという着眼によって編み出された治療法です。
外側翼突筋は、口の中に指を入れることによって、粘膜ごしに触ることが出来ます。そこを口の中から指で押してみて、果たして痛みがあるかどうかが、この筋肉が痛んでいるか、ひいてはそこを原発病巣とする中枢感作によって引き起こされている痛みかどうかを計る、一つの判断材料になります。

もちろん、患者のみの判断では正確なところはわかりませんので、最終的には医師による診断が不可欠です。しかし、外側翼突筋は、口腔内から自分の指で触れる場所にあるので、痛みの原因を探る一つの手がかりとして、患者が自分でそこを押してみて、痛いかどうかを試すことはできます。

*注意1*
もし実際に、外側翼突筋が原発病巣の痛みの場合、あまりにそこを強く押すと、全身に感じている痛みがさらに激しくなる場合もあります。
この筋肉は、非常に小さくて薄い筋肉なので、口の中からそこを触るときは、そっと優しく、軽く押すだけにしてください。

2.外側翼突筋のある場所

外側翼突筋は、上顎の左右に二箇所あります。(下記イラスト参照)
(イラストC:咀嚼にかかわる筋肉)


(イラストD:咀嚼にかかわる筋肉、横顔)

まず、口の中に人差し指を入れて、上顎の歯の、左右にある親知らず歯を確かめます。親知らずを触ったら、さらにその奥まで指を伸ばします。親知らずが上顎の最後の歯なので、その奥まで指を伸ばすと、もう、歯はありません。そこまで指を伸ばしたら、舌のある中央と逆に、歯茎と頬の間の粘膜に指を入れます。頬と歯茎の間に指が入ったら、人差し指の腹を上に向けて、粘膜のいちばん奥の当たりを、上に押してください。およそ、そのあたりが外側翼突筋の位置になります。

軽く触ったり、軽く押しただけで痛いときは、外側翼突筋が痛んでいるという可能性があります。ここを軽く押しただけで痛みがあり、さらに、次のような要件が重なっていた場合には、原因が分からない痛みは、外側翼突筋から来る中枢感作によるものかもしれません。

1.痛みが激しいときや、眩暈・重量感・疲労感がひどいときに、顔の目から下の、外側翼突筋がある部分を、マフラーなどで長時間よく暖める。すると、その当日や翌日に痛みが軽くなったり、あるいは眩暈や重量感、疲労感が和らいだりする。(HPの「患者さんへ」のページを参照ください)

2.身体に感じている痛みが、日によって、あるいは時間によって、移動する。(HPの「介護者の方へ」のページをご参照ください)


*注意2*
もちろん、患者さん自身の診断だけでは正しい判断を下すことはできません。自分でできる診断は、あくまで参考としてお考えください。正確な診断は、医師による診察を欠かすことは出来ません。

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