5.顎関節治療の観点から、線維筋痛症の治療を行っているスガ歯科医院のHP
管理人は、歯科医師による治療で非常に回復しましたが、私が治療を受けた歯科医院のほかに、やはり、顎関節症治療の観点から線維筋痛症の治療を行っている歯科医院があります。
http://www.sugashika.com/top.html
(スガ歯科医院)
*スガ歯科医院については、当HP「顎関節症と線維筋痛症の関係」の「3.顎関節症と線維筋痛症の関係が報道された新聞記事」をご参照ください。
*この歯科医院の治療も、とても手間暇がかかるため、一度に多くの患者さんがアクセスされますと、現在治療中の患者さんに影響が出てしまうかもしれません。
また、こちらの治療も統合医療が欠かせないため、治療はすべて自由診療になります。
治療を希望される方は、まず歯科医院に連絡し、治療が可能かどうかの確認をしていただきますよう、お願いいたしします。
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*下記は、患者さんに向けた、菅医師からのコメントです。
*線維筋痛症とは
全身あるいは局所に激しい痛みが起こる病気で、 推定患者数は200万人といわれる。
世間にほとんど認知されていないこの病気は、体中の筋肉がこわばり、激痛が走る。
痛みに関する感受性が脳の中で異常に高まり、1の痛みを10にも100にも感じる。
シャワー、眩しい光、気候の変化、臭い、物音や風など、 あらゆる刺激が激痛に変換されてしまうことがある。そのため自力での生活は困難になる。
原因はいまだ明らかになっていないが、肉体的ダメージだけでなく、 精神的ストレスが大きく関係しているといわれ、女性に圧倒的に多い。
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*線維筋痛症に挑む
当院では、以前よりこういう症状の方の治療をおこなってきました。
歯科が扱うこのような病気といえば顎関節症だったり 口腔顔面痛あるいは頭痛がほとんどです。
ところが顎関節症や口腔顔面痛が重症化すると、精神的ストレスや脊椎への侵襲を引き金として、症状が一気に全身化していきます。
痛みが強くなれば、精神的にも正常ではいられなくなり、 うつ症状を伴うこともあります。
過敏性大腸炎、頻尿、シューグレン症候群、口内炎、睡眠障害、疲労等 さまざまな随伴症状をともなうこともあります。
明確な診断基準もなく原因不明、治療法不明の難病ですから 患者さんやその家族はもとより医療者にとっても大変困難な状況にあります。
ではそのような患者さんに当院がどのような治療をおこなっているかをご紹介します。
まず線維筋痛症の患者さんで、顎関節症を併発しているものを診断します。
これまでの論文でも過半数に顎関節症状がみられるといわれていますから、 まずは顎関節周辺の咀嚼筋の反応をみます。
とくに触診による内側翼突筋・外側翼突筋・胸鎖乳突筋の痛みは重要な手掛かりとなります。
歯型を取り、咬合分析のための診断機器を用いて診断し、咬合(噛みあわせ)や 歯科的原因が発症につながっていると診断されれば、 まずは鎖骨から上の症状を改善していきます。
メディカルリンパマッサージ・ERECTRO-ACUSUOPE・ERECTRO-MYOPULSを主体とした微弱電流治療機器・東洋医学(漢方・経絡治療・カラーを使ったレインボー治療・ 金と銀の移し身療法)・トリガーポイント注射・ K点ブロック注射等 苦痛をともなわず、患者さんがある面治療を楽しみながら、 それに心理カウンセリングを加えて心身ともに癒していきます。
噛みあわせ治療としては下顎が束縛なく自由に動けるよう 仮歯やスプリントを使いながら咀嚼筋の疲労や疼痛が回復するのを待ちます。
こういった治療によりこれまでかかわった患者さんは痛みがとれるばかりか、 様々な随伴症状もとれ、元気になって以前の自由な生活に戻られ、 健康を満喫されています。
患者さんが来院のたび明るく元気になっていかれる姿を見ることは、 わたしたちにとっての生き甲斐や達成感を感じることができる幸せなときです。
それとともにこの病気がいかに人々の生活を束縛し、夢や希望まで断念させているかを痛感しています。
わたしは線維筋痛症の治療の一部に歯科が貢献できることを提唱したいのですが、 歯科の先生ですら線維筋痛症とう病名を認知せず、 ましてや歯科が関係するということは皆無と言えるくらい認知されない現実があります。
したがって患者さんが歯科の門を叩くのは当分先の話になりそうですが、 わたしはこの間に新しい治療機器を開発しようと、 いま大学の先生と話を進めているところです。
治療は時間を要するかもしれません。
スタッフ一同共に研修を重ねておりますので、 不安・疑問・質問どんな些細な事でも構いません。 遠慮なくお声をかけてください。
”必ず治る”事を信じて、共にがんばりましょう。
微力ながら精一杯お手伝いしたいと思っております。
どうぞよろしくお願い致します。
スガ歯科医院
菅 健一
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*また、こちらの歯科医院で、非常に悪化していたところから回復されたFM患者さんが、下記のブログを書いておられます。
http://senikin.blog119.fc2.com/
(線維筋痛症を克服しました)
管理人注:
幸運なことに、私は上記ブログを書いている患者さんにお会いする機会がありました。
この方は、治療を開始してから3年半後の時点で、線維筋痛症の症状は完全に消失し、「完治」していると言える状態でした。
具体的には、線維筋痛症からくると思われる痛みは完全に消え、ご本人によれば「孫を抱っこしたり、おんぶしたりして遊べるようになった」、また、毎日1万歩以上歩けるようになったということです。
私と同年配の女性の方ですが、私と同世代で、ここまで完璧に治っている患者さんに会ったのは、初めてでした。
この方は、私と同じように50歳を超えてから治療を始めています。
これは、私のように比較的高齢の患者さんにとっては、希望と言えるのではないでしょうか。
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